京扇子地紙とは
京扇子地紙とは扇子に使われる和紙のことです。
扇子は一見すると扇骨の両側に和紙が貼ってあるように見えますが、実は三枚に貼り合せた地紙の中心に扇骨が入っています。
芯紙(しんがみ)といわれる和紙を中心にして両側に極めて薄い皮紙を貼り合わせます。後の工程で芯紙が二つに分かれその隙間に扇骨が入ります。
仕立てる扇子によって地紙に求められる厚さは様々あります。必要な厚さを出すために芯紙の両側に何層も皮紙を貼っていくので地紙には三枚合、五枚合、七枚合、九枚合、十一枚合など多くの種類があります。
のりびき 紙合わせ
乾燥(干し) 断裁